ドップラー効果と起業リスクについて

2017年3月27日コラム, 起業

この記事の所要時間:20

ドップラー効果という現象をご存知でしょうか?
専門的に言うと、以下のように説明されます。

発生源が近付く場合には、波の振動が詰められて周波数が高くなり、逆に遠ざかる場合は振動が伸ばされて低くなる。例えば、救急車などが通り過ぎる際、近付くときにはサイレンの音が高く聞こえ、遠ざかる時には低く聞こえるのは、この現象によるものである。(出典:ウィキペディア)

私は、ドップラー効果という現象を知るまでずっと、救急車は近づくときには高い音を出し、遠ざかる時に低い音に変えるのだと思っていました。
冷静にかんがえれば、どうやって自分に近づいていることを判断するのだ?ということなのですが、とにかく信じていました。

無知といえば、それまでなのですが、科学的な事実より主観を信じていたって経験したことないですか?
17世紀以前、天動説が信じられてきたように。

起業リスクと主観

ある間違った主観的な事柄を信じていたとして、客観的な事実を知る機会がなければ、その人にとっては違和感のない真実となります。

しかし、この客観的な事実というやつが曲者(くせもの)です。
たとえば、あなたが、起業すれば必ず成功すると信じていて、客観的な事実として、5年で85%の会社が倒産するという統計データがあったとします。

あなたは、85%の確率で倒産するという理由で起業を諦めるべきなのでしょうか?
それとも15%の確率に挑戦すべきなのでしょうか?

最大の起業リスクが倒産であることは言うまでもないでしょう。
しかしながら、そのリスクは、必ずしもコインのトスのように全員が同じ確率で受けるものでもないのです。

アクセルとブレーキ

もし起業を考えているなら、アクセルとブレーキを同時に踏むのはやめましょう。
アクセルは、どうすれば成功するかを考え、実行することです。
ブレーキは、想定されるリスクを洗い出し、その対処法を考えることです。

そして、アクセルを支えるのは、主観つまり信念。ブレーキを踏ませるのは、客観的な統計データです。
どちらも大事です。が、起業を検討しているなら、まずアクセルを踏むことです。

もちろん、いきなりフルスロットルで行け!と言っているわけではありません。ただ始めてもないのにブレーキを踏んでも意味がないということです。

許容できるリスクさえ理解していれば、まずは一歩目を踏み出すこと。そこからではないでしょうか?
アクセルを踏んだからこそ、広がる景色もあるのですから。

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