都合の良い情報であっても安心してはならない(ウェイソンの選択課題)

2017年3月10日コラム

この記事の所要時間:120

バイアス(先入観、思い込み、偏見)というのは、ときに非合理的な選択をします。
まず、それを確認するために1つ問題をやってみましょうか。

問題

机に4枚のカードを並べます。このカードは表を向いているものが2枚、裏を向いているものが2枚。
カードの表にはアルファベット1文字、裏には数字の1文字が書かれています。
さて、「もし表が『R』なら、裏の数字は『4』である。」というルールがあったとして、それを確かめるには、どのカードをめくれば合理的でしょうか。

並べられた4枚のカード

R、Q、4、1

解説

この問題は「ウェイソンの選択課題」として知られています。もしあなたの答えが「Rと4」なら私の期待通りの間違いで、正解は「Rと1」です。当たりましたか?

答えの理由がわからないときは、是非しばし考えてみてくださいね。

ここで重要なことは、正解か不正解か、ではなく、なぜ選択ミスをするのか?、ということです。
一般的に、この選択ミスの1つの要因として「確証バイアス」が挙げられます。

「確証バイアス」とは「人は仮説を検証する際に、仮説に反する証拠を探そうとはせず、仮説を支持する証拠だけを探す傾向にある。」という理論です。
我々は非常に楽観的なのかもしれません。

選択ミスをしないためにも、ある仮説には反証を探すことが大切です。それは通常、ネガティブな意見ですから、あまり聞きたくはないものです。
しかし、そういった意見を聞くことこそが合理的でより良い選択を産むのだと私は思います。

「あらゆる主張は反対意見によって磨かれる。」という言葉もありますもんね。

LINEで送る
Pocket