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鳥瞰虫瞰というスキルの習得

経営戦略を策定するために必要なスキルとして、全体の流れをつかむスキル個別の動きを分析するスキルの2つがよく言われます。

いわゆる「鳥瞰虫瞰 (ちょうかんちゅうかん)」というスキルです。

しかし、
2つのそれぞれのスキルについて、どのようにすれば、身に着けることができるかについて、詳しく書かれている書籍は意外に少ないように思います。

では、どうやったら、鳥瞰虫瞰というスキルが習得できるのでしょう?

実は、これがとても厄介なんです。
というのが、鳥瞰と虫瞰は卵が先かにわとりが先かといった関係によく似ているからなんです。

 

鳥瞰といういうスキルについて

鳥瞰(ちょうかん)とは、鳥が空から地上全体を見るように、全体を捉えることです。
「経営者は、物事を客観的、俯瞰的に見れなければならない」などとよく言われますね。
鳥瞰とは、そういった見方ができるようなスキルとなります。

全体の流れを知るためには、全体がどういった要素によって、成り立っているか?を知らなくてはいけません。
つまり、部分を理解したうえで、全体へと統合していく能力こそが、鳥瞰というスキルになります。

 

虫瞰というスキルについて

それに対し、虫瞰(ちゅうかん)とは、虫のように地をはって、より具体的な現象などを分析していくことです。
具体的な事象がなぜ起こっているのか?を捉えるスキルになります。

抽象度の高いものを独自の切り口で分解していく能力こそが、虫瞰というスキルになります。

 

鳥瞰というスキルを身に着けるには?

勘の鋭いあなたであれば、もう気付いているかもしれません。
鳥瞰と虫瞰は、お互いを補完しあう関係にあり、能力的にも、似ている部分があります。

まず、鳥瞰に必要な能力ですが、部分を積み上げて全体像を作る能力となります。
部分を統合する能力ですといえば、そこまでなのですが、それでは解決にもならないので、次の方法を提案します。

ジグソーパズルをやたら早く仕上げる人がいます。
ヒントはそこに隠されています。

ジグソーパズルは「ピースの形状」ももちろん大事です。
しかし、全体像を理解していて、それぞれのピースが全体像のどこらへんに位置するかを予測することがもっと重要になってきます。

これを鳥瞰に応用すると、あらかじめ、部分の積み上げによってできる全体像を予測する(仮説を立てる)ことが、部分を統合することに役立ちます。

全体像を予測する能力は、経験によっても身に着きます。
しかしながら、全体像の構造について、パターンをいくつか知っているとその予測精度が上がっていきます

パターン化されたものは、戦略だったり、ビジネスモデルだったり、対象とするものによって、それぞれ、体系化された書籍がたくさん出ていますので、そちらを参考にしてください。

私も機会がありましたら記事にしていければと考えております。

 

虫瞰というスキルを身に着けるには?

虫瞰に必要な能力は、独自の切り口で部分へと分解していく能力となります。
分析能力ということになるのですが、こちらについても、それでは解決にもならないので、次の方法を提案します。

といっても、基本的には、鳥瞰に必要な能力と同じです。
つまり、独自の切り口によって予測される新たな仮説を立てる能力となります。

たとえば、
「物販のEC化が進んでいるが、スーパーでの買い物が日常化している主婦層については、EC化が進んでいないのではないか?(仮説)」と考え、主婦層のEC化率を全体から切り出してみるといった例になります。(あくまでも例ですので、正しいかどうかはわかりません。)

切り口の仮説については、こちらもパターン化されたものが体系化された書籍がたくさん出ていますので、そちらを参考にしてください。

切り口に関しても、機会がありましたら、記事にしていきたいと思います。

 

まとめ

  • 鳥瞰(ちょうかん)とは、鳥が空から地上全体を見るように、全体を捉えることです
  • 虫瞰(ちゅうかん)とは、虫のように地をはって、より具体的な現象などを分析していくことです
  • 鳥瞰、虫瞰というスキルを身に着けるには、どちらも仮説を構築する能力が重要です
  • 仮説の構築能力は経験によっても身に着きますが、パターンを知識として知っておくと、より仮説構築の精度が上がります。
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